Takarush Extreme Club
Extreme Mission vol.15

今回のMission

改竄された宝の地図 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『(私が改竄した)「宝の地図」のオリジナルデータ、売ります。』 お宝はもし見つかれば国宝級。見つからなくても返金は不可。¥5,000,000(税込) 送料込み
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10年以上前、某地区で1つの宝探しプロジェクトが発足した。 宝の発見者には100万円以上の賞金が授与されることになっていた。 今回我が協会は、"その時の宝の地図を改竄したという男”の出品物を闇サイトで確認した。 当該プロジェクトは我が協会でも話題になったもので宝は無事発見されたと記録に残っているが、 その宝自体が偽物だった可能性が出てきている。 また、出品されている宝の地図の画像は本物の地図だと確認されている。 出品者の行方をナンバーズに追わせていたが足取りが掴めず、やむを得ず出品物を落札し、調査することにした。 大金をつぎ込んで手に入れた手がかりだ。 諸君の手で本物の宝を探し出してもらいたい。 ※当時の宝探しプロジェクトに参加した者も、今回落札した宝の地図を改めて手に入れてから捜索に臨むこと。

2010年に実施された【伊豆大島宝探しプロジェクト】を題材にしたミッションでした。当時は第一発見者に111万1111円が授与されるという、地域企画にしては大胆な設定でした。その時の地図が実は何者かによって改ざんされていて、本物が闇オークションで出て来たというレポートから物語は始まります。

500万円も支払ったのに宝の地図が送られてはこず、保管場所へ獲りにいかなくてはならないようです。

こちらの解法ですが、

好きのヒストリーを振り返って♪⛩

がヒントになります。

YAMIKARIの出品者コメントで昔好きだった瀬戸内海の島出身のひとみちゃんのヒット曲という書き込みがありましたのでこちらの情報から検索していくと【島谷ひとみ】が該当の歌手であることが分かります。

ヒストリーを振り返って♪とあるので、ここでは島谷ひとみさんのシングル曲の歴代の発表順とシングル曲のタイトルの文字列を辿ると場所が分かるようになっていました。

(漢字はひらいて読みベースで拾います)

参考:Wikipedia

すると、お・た・き・や⛩となり、

神飯炊神社がヒットします。

そこで予言が沢山あつまる場所=おみくじ館の中を探すと赤い鳥印の金庫が見つかりました。

さあ、地図が手に入りました。島の形とプロジェクトの説明文から伊豆大島が宝探しの舞台だと分かります。

地図をみるとまず4つの封印を見つける必要があるようです。

🈩の封印を解きます。

★マークの鳥居と長方形がならんでいます。これは封印近くの絵図となっています。そして島の先達が見守るとあるので長方形は石碑ではないかと辺りをつけて伊豆大島/偉人/ 石碑/  等で検索していくと元町にある吉谷神社の前の吉谷公園にいくつか偉人の石碑があることが出てきます。

現地に向かうとちょうど×のあたりに手がかりが隠されていました。

手がかりは記号?のようです。まだ読めないので次へ進むことにします。

※★の意味は鍵とリンクしています。

🈔の封印を解きます。

岬の頂。とあります。

左右に陽があり、左側の陽が少しくすんでいるところから朝日、夕陽であると当たりをつけます。

岬?か岩に龍が絡んでいますので龍とつながりのある場所だと考えます。

以上のキーワードを合わせて調べていくと

龍王崎という、朝陽と夕陽どちらも見ることが出来る岬があることが分かります。

龍王崎へ行くと丁度龍が絡んでいたのと同じような場所を説明する石碑が立っていました。そこで封印を発見することが出来ました。

🈪の封印を解きます。

天女の谷が噴火の丘を示すという手がかり

の天女の谷が鍵となります。

天女だけ文字が反転しているのはなぜか?

これは宝の地図自体に答えが隠されていました。

地図を囲む枠を良く見ると枠線の中に幾つか文字が記されていることが分かります。

この枠の中の文字【天】と【女】を軸に谷折りせよという指示でした。

すると地図の裏の黒い▲が地図の一部を指していることが分かり、その場所を調べるとかつて噴火を起こしたことのあ【赤禿】という展望スポットを示していることが分かりました。赤禿に行くとちょうどイラストと同じ形の柵があることが分かり、そこに封印が隠されていました。

この封印だけ数字ではなく、鍵=甚と記されていました。

四の封印を解きます。

まずイラストを良く見ると地図中央の島の噴火口と同じ絵柄だと分かります。

三原山噴火口を見晴らす地へ向かうと絵と全く同じ図が噴火口展望台の屋上に描かれています。

展望台より更に中心に噴火口の中心に向かう道を進むと火口を見下ろせる展望場へ行き着くことが出来、そこに封印が隠されていました。

四の封印を解きましたが数字が並んでいるだけで読むことが出来ないので暗号を解く必要が出てきます。

僧の暗号を用いて解かれるとあります。

この僧とは初めに同封されていた天女の髪の歴史を紹介した文章に真言宗の僧が島に来て御神火を治めたとありますのでこの真言宗の僧を指します。

【真言宗 暗号】等で検索すると【いろは歌】がヒットします。

つまり、封印の数字はいろは歌の順番を指していたのです。ただし、宝の地図にある通り御神火の天文の時を引けとあるので僧が御神火を治めた天文21年の二十一を数字から引いていろは順に読み替えると言葉が見えてきます。

解読してみると一と四、🈔と🈪で種類が違うようです。

ここで宝の地図を読み返すと封印は時に二重に施されるとなっていたのと一と四の漢数字の枠が二重になっているところから一と四の手がかりは更に向かう場所を示していると考え、こうどの神社とみはら神社へ向かうことにします。

するとそれぞれ手がかりの⛩マークの点が施された場所に封印が隠されていました。

こうどの神社 ✚=五十・六十三・二十三

         (や・し・ろ)

三原神社   🈪 - 三十 -

           (り)

三原神社の🈪は21引くことが出来ません。

これはあとで解決します。

四つの封印を解きました。

宝の地図を更に紐解くと封印の他に【鍵】を手に入れる必要があると書かれています。

鍵は然るべき者が守るとあります。これは誰を指すのでしょうか?

文章では初めに見つけたのが波浮港付近の網元で、神棚に供えたとあります。

あと4つの封印の1つが鍵=甚とありましたのでこの二つの手がかりから波浮港付近にある網元宅である甚の丸邸を指していると当たりをつけて探しに行くと1F床の間に古い金庫が見つかりました。

金庫の中には半紙が入っていました。どうやらこの半紙が【鍵】のようです。

 

さあ、いよいよ宝に行き着く準備が出来ました。

こうどの神社 ✚=五十・六十三・二十三

         (や・し・ろ)

三原神社   🈪 - 三十 -

           (り)

と封印で使われていない【つーゆ】が手がかりです。

【鍵】に描かれた図形を調べると宝の地図に描かれた伊豆大島と重なることが分かります。

(上に鍵をおいて噴火口と波浮港付近の図形を重ねます)

鍵のひらがなはどうやら島の場所を示しているようです。

封印の手がかりと合わせる、やるべきことが分かってきました。

※鍵に描かれた★印は重ねると吉谷公園の★を位置を示していました。

①鍵にある【つ】と【ゆ】を結ぶ

②🈪の封印の場所=赤禿と【り】を結び、その先まで線を引く。

③線が交差する場所(+)にある社へ行け

という指示が浮かびあがります。

鍵と封印の指示通りに地図上を線で結ぶと線と線が交差する場所(+)が出来ます。

その場所をグーグルマップ等で調べると

社=春日神社がヒットします。

✚=五十・六十三・二十三(や・し・ろ)

神社へ向かった後、いよいよ天女の髪はどこにあるか、ピンポイントの特定に当たります。

宝の地図の最後の手がかりをみると

+の西側、祠の裏に天女の髪は隠されたとありますので神社の本殿の西側、祠の裏を探すと石に埋め込まれた天女の髪がついに500年の時を超えて我々の前に姿を現しました!!

あとがき

 2010年に実際に実施したプロジェクトをテーマにするという、今までにないクエストでした。伊豆大島の観光課の皆様にも快諾をいただき、楽しく制作を進めることが出来ました。2010年当時ご参加された方もいたようで、そこも嬉しく感じました。

実際に作り始めてロケをしてみると、御神火の島という名の通り生きた島であると実感しました。元々行けたはずの道が通れない、危険地域に指定された、裏砂漠も何も無さそうなのに立ち入り禁止エリア指定だらけ、、、 元の地図要素をなるべく使いたかったのですが、現状優先となる部分も出てしまったのは制作者として遺憾でした。 あと、絶対ここに天女の髪は隠されたはずという思い入れの強い場所があったのですが、火山的、国立公園的理由でどうしても許可が下りず悔しい思いをしたこともありました。まあ、宝探し制作者あるあるですね。 見方を変えれば、さすがジオパークということでしょうか。

さて、大自然、探検、王道のリアル宝探しでしたがいかがでしたか?島のサイズや道の入り組み、地形の妙等宝探しには丁度いい島だなあと改めて実感することが出来ました。東京都ということを忘れてしまいそうになりますよね。あと、ごはんが美味しい! 居酒屋、鮨屋、イタリアンに食堂、どちらも店の方の対応も良く長居させてもらいました。またプライベートで行く予定ですし、伊豆七島シリーズも面白そうだなと密かにストーリーを練り始めています(笑)

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